このBlogでは、私が某ゲーム機器メーカーに30年勤務した中で見てまいりました倒産事件のうち、特に記憶に残ったお話しについて、いろいろ書き連ねていければと思っております。
これまで与信管理について理論を解説した素晴らしい書籍や、信用調査、決算分析、取引信用保険といった与信管理に関係する企業による素晴らしいセミナーは多く存在します。
けれども、その中に与信管理を実務として行ってこられたという方々は少ないと聞かれます。
したがってこのBlogでは、私が長年実務者として、責任者として覚悟を持ち、そして営業とともに腹を据え債務者と真剣に向き合った生々しい実例を綴っていき、債権者の目線からではありますが理不尽な環境に追いやられても精一杯抗いながら散っていった人達に敬意を表し描く事で、企業で与信管理実務に悩む担当の方々や次代を担う若い経営者の方々に、少しでもお役に立てるものが残せればと考えております。
なお、取上げる事例はゲーム業界に限らずゲームをご縁として関わったいろいろな業界、業種におけるものとなります。したがって「ゲーム業界は倒産が多い」という間違った印象を持って頂きたくはありませんので、それだけは誤解の無き様にお願いします。
最後に話はすべて事実が元になっておりますが、企業名、登場人物は実名がわからぬ様に仮名やアルファベット、略称にて表示させて頂きます。