倒産列伝

倒産列伝011~会社の破滅を招く暗黒物質①

「企業のモラルと統制のレベルは、経営者を超えられない」 という言葉を聞いたことがあります。  大学の先生が、とあるセミナーで仰っていました。  私も経験上、その言葉には同感です。  この話は2代目を...
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倒産列伝010~ヤバい先生らのプチ列伝④-2

 私は、こりもせず“勇気を振り絞って”またもやめけん先生に電話してしまいました。  この会社の売掛金の回転期間の悪さが気になったからです。 私 :「先生、売掛金が1社に対して月商の20ヶ月を超えています。循環取引では?」 ...
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倒産列伝010~ヤバい先生らのプチ列伝④-1

【やめけん先生】  このBlogを読んで頂いている方は、みなさん与信管理実務に関わる方々と思いますので“やめけん先生”というのはご存じだと思います。  いわゆる、検事を辞めてきた先生の蔑称というか揶揄した表現と言うか・・・ ...
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倒産列伝010~ヤバい先生らのプチ列伝③

【のんだくれ先生】  「このたび、この人に債権者の賛成票をとりまとめてもらいます。」  「はあ?」  C社長の突然の来社と、その発言に私たちは面食らってしまいました。  “①どーかつ先生”との話から約2年余...
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倒産列伝010~ヤバい先生らのプチ列伝②

 【どーかつ先生】  それはまだ、私が営業マンから債権回収担当の管理マンに転じたばかりの頃、与信管理の業務を始めたいと思いはじめる前のことです。  日本の経済成長を止めてしまった「失われた20年」と言われる“バブルの清算”、そ...
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倒産列伝010~ヤバい先生らのプチ列伝①

 弁護士というのは、大学や大学院で法学の勉強や研究を何年も積んだうえ世界でも過酷と言われる我が国の司法試験に合格し、その後も何ヶ月もの地裁での研修を経て、裁判官、検事そして弁護士のいずれかを選択するらしいのですが、その際に弁護士を選んだ方...
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倒産列伝009~本当の敵⑦

 長年の経験や直感による意見を、人に理解してもらう事はとても難しいと思います。特に危機に直面したその様な状況で、会社や組織の命運を左右する判断を求められたリーダーの負担は大変なものでしょう。でもやはり叩き上げの社員が経験し一見してきたこと...
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倒産列伝009~本当の敵⑥

 Dは、会社にプロジェクト中止を提言する方針稟議の決裁を受けた後、会社を辞めてしまいました。  あとの処理は、上長や事業責任者などの“敵”に託し・・・。  子会社起案の稟議でしたが、私も与信チェック機能としての責任がありました...
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倒産列伝009~本当の敵⑤

 帰り際に代表から聞いた、E社の受託・・・、気になって仕方がありませんでした。  なぜかと言うと、E社の創業者は裸一貫でのし上がり、自身の会社を上場させるまでに成長させた人物でありました。  しかしながら私の会社が、その一歩も...
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倒産列伝009~本当の敵④

 西日の差す応接室のテーブルに両社対峙する様に向かい合って座りました。  先方は、左から代表、担当プロデューサー、銀行から出向のCFO、緊張の面持ち。当社は担当ディレクター、彼の部下のチーフプログラマー、そして初登場の私。  ...